2011年3月23日水曜日

【紙の非常用シェルター・パーテーション】大震災の為に建築家/坂茂さんが動きだしました。

【Architecture/Design/Paper】
避難所用間仕切りシステム /
(ボランタリー建築家機構 坂茂



「紙の建築家」として日本、世界でも知られる坂茂さん。
今回の東日本大震災発生に対しても正式に動きだしました。


東北地方太平洋沖地震 支援 募金のお願い
Emergency Support for JAPAN EARTHQUAKE and TSUNAMI リンク


(上記リンク先 説明文より抜粋)
避難所用 簡易間仕切りシステム 福岡市,2005 藤沢市,2006



「福岡県西方沖地震による被災者のために提案した避難所用の間仕切りシステム。震度6以上の地震が政令指令都市を襲うのは、1995年阪神・淡路大震災(震度7)以来、10年ぶりであった。都市部の災害で問題となるのは、被災直後の避難所が被災者であふれ、日頃の周辺住民との結束の薄さが、避難生活を予想以上に息苦しくさせることである。避難住民の人数変化に緩やかに対応できるよう、被災直後はハニカムボードを畳のように床だけに敷き、避難可能な人数のキャパシティを上げ、その後の避難住民の減少に伴って不必要となる床材を再利用して腰壁状に立てて家族ごとに囲い、就寝時のプライバシーを最低限確保できるようにした。」


「通常、プレファブ住宅が完成するまでの数カ月間、被災者は体育館などの大空間での雑魚寝を余儀なくされ、まったく プライバシーのない生活を送らなければならない。そこで避難所用間仕切りシステム1(新潟県中越地震復興支援)と避難所用間仕切りシステム2(福岡県西方沖地震復興支援)に改良が重ねられた。壁部分に使用していたハニカムボードに代わり、緊急時でもより早く、より安く入手できる紙管によるフレーム式とし、壁部分には布を使っている。紙管のジョイントは、合板を組み合わせてつくり、そこに筋交いとしてロープを掛けるという単純なシステムである。紙管の長さは柱も梁も共通した180cmとし、家族の人数により必要なサイズに合わせられるようにモジュール化した。間仕切りシステムを事前に行政がストックしておくことはほぼ不可能であるので、地震が起きた直後に材料が短時間に安価で用意でき、簡単に組み立てられるシステムとして開発された。」




過去にもルワンダ難民のための非常用シェルターを提案、実施したり、

http://www.shigerubanarchitects.com/SBA_WORKS/SBA_PAPER/SBA_PAPER_9/SBA_paper_9.html


今回も少しでも被災地の方の為になるのであればよいと思います。










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